ヴァンパイアブラッド_カード・テキスト図鑑

禁断ﾚｿﾞﾝﾃﾞｰﾄﾙ_LVｽﾄｰﾘｰ

Lv1
この血の香り…。
なぜ人間の気配があるのかと思ったけれど…貴方、聖なる血を持つ者かしら？
そう…魔術の習得者ではなかったのね。…いえ、なんでもないわ。
私はブリジット。「純血の力を高める術」がこの場所にあると聞いたの。
純血でありながら高みを求めるのは不思議なことかしら？
それとも力を求める必要がないように見える？
誤魔化さなくていいわ、顔に書いてあるもの。
…フフ。貴方、素直なのね。
力は必要よ。どんな時でも、どんな状態であっても…。
貴方だって、もっと力があればと思うことはあるでしょう？
純血のヴァンパイアでも、同じことよ。
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Lv50
そうね…。貴方はプリンセスとも長くいるそうだし、
少しくらいなら話してもいいかもしれないわね。
私の一族は純血。そして一族の者はみな、強い力を持っていたわ。
でも、私にはそれがなかった…。
そんなに努力しても才がなければ開花しない。
こうして人間の姿になるのも、とても苦労したわ。
力がなければ知識をと勉学にも励んだけど、見向きをする人なんていなかった。
そんな私は一族からすれば邪魔者でしかない。
見た目は悪くないのだから有力者の婿を探せとも言われたわね。
今の私のままでは、私を否定する言葉を肯定しながら生きていくことになる…。
そんな生き方、私はできない。
だから私は力を求めるの…。
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Lv100
フフ…とても人間らしい反応ね。
そうね、貴方の言う通り力が全てではないわ。
でも戦う力が無ければ守ることすらできないというのは、
人間である貴方の方が痛感していると思うけれど…。
力の無い者に一族の未来を託せる？
きっと生まれ持った力で地位を得てきた人達には難しい話ね。
それに盤石な在り方でいたいという考え方は長く生きるヴァンパイアだからこそ。
一族のやり方が正しいとは言えないけど、責めるつもりもないわ。
私のやり方で新しい一族の在り方を創るまでよ…！
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Lv150
不思議な人間ね。
貴方を見ていると力に頼らない方法があるんじゃないかと…そう思えてくるの。
仲間を想う貴方の戦い方が、一族の未来を創るヒントになるかもしれない。
それに貴方の近くにいると、覚醒した力が少しずつ私の中に馴染んでくるの。
これが聖なる血の力…？
それとも貴方が時折見せるお人好しさが、私の価値感を変えているのかしら…。
人間は私達より短命で、先のことを考えずに行動している者が多いと思っていたけれど
貴方のように目の前にある大切なもののために生きている人間もいるのかもしれないわね。
…力に拘るやり方は一度、考え直しましょう。
一族の中でもこの世界でも、私という存在が認められる生き方ができるようにな方法を探してみせるわ。
貴方の力も貸してもらうわ、聖なる血を持つ人間さん。
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