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ララ |
きゃあ!魔物、でしょうか…。見境なくヴァンパイアを襲っています! |
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閻魔女王 |
あの魔物の正体は…これが蒼聖の教団が地獄から集めていた理由ね。死者の魂を操るなんて許せない…! |
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謎の女 |
遊びの時間は終わりよ。 |
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ララ |
その声は…! |
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クロノスガーディアン |
ゴオオオオオオオオ…。 |
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ララ |
クロノスガーディアン!!人の魂を操って復讐の道具にするなんて…あなたたちは間違っています…!!
あなたたち教団がヴァンパイアを憎む気持ちは否定しません…ですが、憎しみに囚われて生きていくなんて悲しすぎます!
私はあなたのことを何も知りません。ですから、あなたのことを…、あなたのその傷を知りたいと思っています。 |
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謎の女 |
私の傷を知りたい?笑わせるわね。私たち人間はずっとお前たちに苦しめられてきたのよ。
人間にはないその強い力が、私たちの平穏な日々を脅かし続けてきたの!
長い時間をかけてやっと力を手に入れた…蒼聖石が私たちの希望になった。
やっと人間がヴァンパイアに勝てる…夢が、叶う…! |
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閻魔女王 |
思いあがらないで!!!
夢を叶えるためには犠牲がつきものとでも言うの?命を冒涜してるだけだわ。
使者の力を使ったってあなたはただの人間。…いえ、正確には元人間のヴァンパイアね。 |
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謎の女 |
…私をヴァンパイアなんて呼ばないで。 |
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閻魔女王 |
でもそれが事実。そうでしょ、トモカさん? |
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トモカ |
…っ!!なぜ、私の名を…。 |
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閻魔女王 |
ヴァンパイアへの憎しみを持った死者の魂を集めていたでしょ?その中にあなたと似た光を持つ魂があったの。 |
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トモカ |
…似た光…? |
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閻魔女王 |
その魂はあなたのご両親だった。ご両親の歴史を見せてもらったわ。私にはその権利があるの。
ご両親はヴァンパイアや悪魔の研究をしていたのね。
彼らの強さを知り、恐怖した。そして、対抗するための力が必要だと考えた…。
そこを教団に目をつけられたわけ。
あなたのご両親は、教団でさらに研究に没頭していったのね…何もかもを犠牲にして。そう、娘であるあなたのことも。 |
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トモカ |
やめて! |
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閻魔女王 |
あなたがヴァンパイアを憎むのは、そう教え込まれたから?
それとも…ご両親が自分よりもヴァンパイアに夢中になったから? |
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トモカ |
うるさい…うるさいうるさいうるさい!!!お前たちに私の何がわかるっ!!!
親が自分よりもヴァンパイアに夢中になったから…?そんなぬるいものじゃないわ!
私は幼いころから二人の実験台にされていたの!その実験の末に…私の体は、実の親の手で化け物にされたのよ!!
ヴァンパイアが存在しなければ、こんな事にはならなかった…私は人間の体でいられた…。すべてヴァンパイアのせいよ!
…それに、地獄に落ちるような罪深い魂は、人間の未来のために犠牲になって当然よ。
もうこれ以上話すことはないわ!! |
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ララ |
あっ、待ってください!
トモカさんもまた、教団に心を操られているんですね…。
閻魔女王さん、ありがとうございます。トモカさんのことを、少し知ることができました。 |
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閻魔女王 |
戦いはこれからよ、プリンセス?
私にもまだ仕事が残ってるしね!…これで借りは返したわ。
地獄を救ってくれて、ありがとう。 |
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ララ |
閻魔女王さん…。あの魔物のことは閻魔女王さんにお任せしましょう!地獄のみなさんも応援にきてくれてます! |
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閻魔女王 |
…ほら、貴方たちにもお仲間がやってきたわよ。 |
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ララ |
未希ちゃん!?来てくれたんですね。 |
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未希 |
蒼聖の教団が、憎しみの感情を利用していると聞いて、いてもたってもいられず…。
私も、誰かを深く憎む気持ちを知っているから…。 |
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ララ |
未希ちゃん…。未希ちゃんは弟の晃希くんを悪魔であるヘルブラッドによって傷つけられていたからですね…。 |
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未希 |
憎しみの感情を持つのがだめだとは思いません。だってそれは私が晃希を大切に思っているからこそ生まれたものだから…。
だけど、貴方たちに出会って知ることができたの。憎しみに支配されていた時には知ることのできなかった世界を…。
だから、私も一緒に戦います…!
憎しみに支配された人を救いたいんです! |
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ララ |
ありがとうございます!さあ、行きましょう! |
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